粉瘤の手術治療

粉瘤は皮膚に発生する腫瘍です。原因は明らかではありませんが、角質という白い石鹸かすのような物質が中央にあり、その周囲が薄い膜で覆われているものです。私が担当するような外
科系外来では、比較的相談をうける機会が多い疾患です。時にこの粉瘤に感染をおこすと皮膚が赤くはれ、痛みを伴うことがあり、切開して中の膿を出す必要があることもあります。しかし、この減圧法では完治は難しく被膜ごと摘出することで完治をめざすことが可能です。首や背中にでき、気にされる方も多いのですが、私がこれまで勤務していたような大きな病院では、大きな問題にはつながらないなどの理由で治療には消極的です。当院では繊細な手術である脳神経外科手術を担当してきた経験を生かし、最新の手術機器を用いて粉瘤の摘出治療をおこないます。（粉瘤の手術は、一度診察を行い、手術日程を決めさせていただきます。手術は院長が担当いたします。）

※ 診察にて、非常に小さい病変の場合は、手術の適否について患者様と相談の上、経過観察を選択する可能性もありますので、ご了承ください。