モヤモヤ病とは大脳を栄養する血管が徐々に詰まっていく病態で、時には脳梗塞や脳出血をきたすものです。

　脳梗塞と異なり、比較的若い方におこることが特徴です。その原因は明らかになっていないため、難病に指定されております。しかしながら定期的なフォローアップと治療時期を誤らないよう経験をつんだ脳神経外科専門医が適切な判断をおこなえば、決して恐れる病気ではありません。モヤモヤ病の難病指定医である私は、荏原病院時代に多くのモヤモヤ病の患者様の外来管理および手術治療を担当いたしました。手術を行わず、生活における注意点を守り外来で経過観察をおこなっている患者様も多数おられます。モヤモヤ病と診断され、難病であることを知らされた時、本当に心配されたと思います。ただ、きちんとした情報をモヤモヤ病の多くの患者様にかかわってきた院長に一度ご相談してください。きっとモヤモヤ病に対する考え方も変わってくると思います。（他院でもやもや病の診断を受けられた患者様はCD-R等の画像データをご持参ください。画像があればより具体的な説明をすることが可能となります。）